OUR TEAM & STORY

火を囲む文化を、はじめた3人

ひとりの焼き手と、その火に人生を変えられたふたり。YORON BBQは、壮大な事業計画からではなく、一度の食卓の感動から始まりました。

SLOW YORON FIRE FOUNDER — 火の原点

石原 杏莉

ISHIHARA ANRI / あんちゃん

「GOOD FOOD, GOOD SMILE!」を合言葉に、オーストラリアのBBQ文化と日本の食卓をつなぐ、このコミュニティの原点。蓋を閉めた炭のグリルで低温でじっくり火を通すバーベキューを5年以上続けてきた焼き手で、山根は「日本一美味しいバーベキューを提供してくれる人」だと本気で思っています。

「YORON BBQ」という名前は、彼女の火づくりと与論島の風土から生まれました。誕生日は2026年7月16日——あんちゃんのお母さんの誕生日と同じ日です。

「バーベキューを、日常に。」

SLOW YORON FIRE 場づくり — 数字とロジック

山根 一城

YAMANE KAZUKI / やまちゃん

40年、食べることが大好きで生きてきて、あんちゃんのバーベキューで初めて「美味しい」という言葉を超えた何かに出会ってしまった人。以来、中心温度計を片手に初級〜上級コースを修了し、毎回の実践を記録し続けています(その記録がACADEMYになりました)。

本業は人材領域の事業家。「食は、人を幸せにするまでの距離がいちばん短い」——それがこの取り組みに本気になっている理由です。担当は場づくりと仕組みづくり。

「見た目より、数字を信じる。」

SLOW YORON FIRE カルチャー&流通 — スパイスの橋

植田 拓也

UEDA TAKUYA / うえたく

山根と同じく、あんちゃんの火に人生の進路を少し曲げられたひとり。Weber Grill Academyを共に修了し、月1BBQでは山根とともにホスト=焼き手を務めます。

担当はカルチャーと流通。BBQ先進国オーストラリアの多様でエキゾチックなプレミアム・ラブ(スパイス)を日本の食卓に架ける——「誰が焼いても同じ味」になってしまった日本の食卓に、創作の楽しさを取り戻す役回りです。

「スパイス1本で、味の次元が変わる。」

YORON BBQの3人 — 石原杏莉・山根一城・植田拓也

3人とも、Weber Grill Academy 初級・中級・上級コースを修了しています。

THE STORY — これまでと、これから

一度の食卓から、ここまで来た。

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CHAPTER 1「美味しい」を超えた何かに、出会ってしまった。

山根と植田は、この40年、食べることが大好きで、さまざまな美味しいご飯を堪能してきました。それでも、あんちゃんのバーベキューを口にしたときの感覚は、これまでの中でいちばん——というよりは、「美味しい」という言葉を超えた、幸せ、あるいはそれすら超えた何か、としか言いようのないものでした。

気がつくと、いつもの自分とは少し違う世界に入っているような、そんな感覚すらあった。蓋を閉めた炭のグリル。丁寧な下味。低温でゆっくり、じっくり通していく火。普通の食材が、異常に美味しくなる——この体験が、すべての始まりです。

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CHAPTER 2 — 2025.12〜2026.4感動を、再現できる技術に変える。

感動しただけでは、火は広がらない。3人はWeber Grill Academyに通い、初級(2025年12月)→中級(2026年1月)→上級(2026年4月)を修了しました。火の配置設計、中心温度の科学、コラーゲンがゼラチン化する80℃の壁、杉板・ラック・シールドの使い分け——毎回の受講と週末の実践を、ぜんぶノートに記録しながら。

スペアリブがうまくいった日も、ラブたっぷりの鶏を焦がした日も、ピザストーンで失敗した日もありました。その記録の全部が、いまYORON BBQ ACADEMYとして公開されています。

実践を重ねてきたバーベキューの記録
週末ごとの実践。失敗も含めて、ぜんぶ記録してきました。
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CHAPTER 3 — 2026.5.31531。はじめて、人を招いた日。

2026年5月31日、新木場。友人招待制のバーベキュー会「531」を開きました。朝の光がいい時間に火を入れて、夕方まで。多くを語らず、その場で受け取ってもらう——という趣旨の会です。

参加してくれた方々の反応が、3人の確信を深めました。「焼かない。蒸す感じ」「普通のバーベキューと真逆」「ずっと食べていられる」「健康志向」。この日をきっかけに、531は数ヶ月に一度の定期開催になり、月に一度のオープンな月1BBQも始まりました。

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CHAPTER 4 — 気づきアメリカンBBQは、なぜ日本に根づかないのか。

広げようとするほど、ひとつの問いにぶつかりました。アメリカンBBQは10年、20年前から日本に入ってきているのに、なぜ浸透しないのか。答えは「認知が足りない」でも「インフルエンサーがいない」でもなく、構造とカルチャーにありました。

BBQ文化肉類 kg/人・年魚介類 kg/人・年肉÷魚介
🇺🇸 アメリカ★★★★★12022約5.5倍
🇦🇺 オーストラリア★★★★★12025約4.8倍
🇦🇷 アルゼンチン★★★★★1108約13.8倍

国別の年間食材消費量(1人あたり・概算)。BBQ大国はすべて圧倒的な肉食文化。日本だけが肉と魚がほぼ1:1です。

BBQが文化になった国は、どこも圧倒的な肉食の国。日本は肉と魚の消費がほぼ1対1で、少しずつ多品種を熱々で食べたい国です。12時間かけて巨大な塊肉1種を育てるスタイルは、日本の暮らしにも、BBQ場の利用時間にも、食文化にも収まらない。

アメリカンBBQを模倣して日本に浸透させるのは、ほぼ不可能。これは気合いの問題ではなく、構造の問題。——だったら、日本に最適化された新しいBBQを、僕らが定義すればいい。

焼き方はアメリカンBBQのロジック(蓋・間接熱・温度の科学)を継承しつつ、時間は暮らしに収まる長さに。食材は肉だけでなく、魚・野菜・日本各地の貴重な食材へ。むしろ、生魚の調理法をここまで磨いてきた日本だからこそ、世界のどこにもないBBQがつくれる——問いは、確信に変わりました。

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CHAPTER 5 — 2026.7.16YORON BBQ、誕生。

新しい概念には、名前が要る。名前次第で浸透のスピードは5倍にも10倍にも変わる——そう考えた3人は、2026年7月16日の会議で、この日本に最適化されたバーベキューを「YORON BBQ(ヨロンバーベキュー)」と名づけました。

与論島は、あんちゃんの火のルーツであり、「飲みに行こう」と同じくらい自然に「バーベキューしよう」と言い合う土地。中国料理や台湾ラーメンがそうだったように、「地名×料理」の名前は文化として広がっていきます。「これがヨロンバーベキューだ」と、スタンスを取った者勝ち。

キャッチコピーはこう決まりました。

それは、あなたの知っている『バーベキュー』とは別の食べ物です。
——本場アメリカンBBQを、与論島から。
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CHAPTER 6 — これから目指すのは、日本人の3人に1人。

僕らの目標は、日本全国民の33%がYORON BBQを味わったことがある世の中をつくること。そのためにやることは、突き詰めればふたつだけです。YORON BBQのPitmaster(焼き手)を増やすこと。BBQソムリエ(知識で語れる人)を増やすこと。1人の焼き手が5人に火を手渡し、その5人がまた5人に——このループが11巡すれば、約6,000万人に届きます。

この取り組みを続けた先に、こんな世界が広がると本気で考えています。

① BBQ場の予約が取れなくなる焼き手たちが友人にふるまいたくて、週末はバーベキューをする世の中に。
② 本格BBQができる場所が増えるビジネスチャンスと捉えた企業が、都市部にも施設をどんどんつくる。
③ ルーフトップやマンションに火が灯る企業の屋上や共用スペースでBBQができる建物が生まれてくる。
④ 公園でBBQができる国になるオーストラリアのように、大きな公園に当たり前にグリルがある風景へ。

そして最後に、いちばん大事なこと。この物語は、あんちゃんという人間がこの世にいなければ、始まらなかったということです。その一番弟子がうえたくと山根だった——それ自体が、ふたりにとって人生の新しい目標になりました。

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